Love。

2004年12月11日 音楽
数年前に一度だけデートをしたイギリス人がいた。
11月の寒い夜。2人歩きながら彼のMDウォークマンで一緒に曲を聞いたっけ。
イギリス人らしくJohn Lennonが好きだった彼は、Lennonのアルバムの中から
私に聞かせたい曲(一緒に聞きたい曲)があると言って必死に探していた。
私は全く同じアルバムを持っていたから本当は何の曲が何曲目に入ってるかを知っていたが
彼がスキップを繰り返し探し当てるまで隣でじっと待っていた。
心の中でどの曲なのだろうとワクワクしながら。

John Lennonのソロ曲では、私はJealous GuyとかLoveとかが好きで、
中でもLoveは今でも震えるほど好きな曲。
心の中でLoveだったらどうしよう!とワクワクしながら待っていた。

彼が選んだ曲はWomanだった。
Woman。
私はとても嬉しかった。
私にそういう(どういう?)イメージを持っていたことが嬉しかった。

その後、帰国した彼とは数回e-mailや電話のやりとりをした。
Womanを聞くたびに私のことを思い出すと言っていた。
私に会いたくなったらWomanを聞くと言っていた。
なんてロマンチストなのだろう。
本来私もそういったロマンチックなことは大好きだ。
本来ならば次の再会までこんなロマンチックな関係が続くはずだった。

が、私たちの再会はなかった。
その当時私は奇跡的なモテ期で、奇跡的に数年ぶりに彼氏ができてしまった。
私は彼のことを忘れ、彼へのメール返信をしなかった。
そのうち彼から連絡がくることもなくなった。

今頃彼はどうしてるかな。

John Lennonの命日にあたりそんなことをふと思い出した。
ちょうど3日前のこと。

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