私はいつも、知らないよりは知っているほうがいい。経験がないよりはあったほうがいい。と考えるタイプ。
たとえそれがつらく悲しいことだったとしても、その痛み悲しみを知っている人のほうが、何も知らない人より思いやりのある優しい、深い人間になれる気がするから。
ただ1点、好奇心により必要のないことにまで首を突っ込んで、知らなくていいことを知ってしまい苦しむ羽目になる、ということを除いてはだが。

よく知らないことを「苦手」と思い込んでそれに近づかなかったり逃げたりするのはどうも好きではない。
もちろん敢えて苦しむ必要はないのだけど。でももしかしたらとてもいいこと、好きなことになるかもしれないのだから。そこまでいかなくても良い意味で見る目が変わると言うことだって大いにある。
いつもそう考えている。

何が言いたいかというと、まず「苦手」と思っていたデスメタルのライブに勇気を出して行ってみたら、「予想どおり!」案外面白かったという事実。
それだけのことなんですけどね。
そう。音的には全く苦手なタイプなんだけど、ある意味きっと楽しめる気はしていたのだ。そして実際そうだった。
同行してくれた友から、これってデスメタルなんだってよ!と聞いた時は2人して怯んでいたのだけど、
会場で待ち合わせていて、友が来るまで待っていた時も1人門の中には入れずウロウロしていたのだけど、
その間中ファンウォッチングしていて、かなり楽しくなってきた私。
皆いかにもーな方々で、大人しそう!
実際音はビックリするほどビリビリしていて、ヴォーカルもすっごい多重音なのだが、なんかバンドもファンもみんな良い人たちなんだよ!
ヒェ〜。みんなお行儀がよい!
本当にこの種の音が大好きって感じで、熱心に聴いてるー歌ってるー。
なんか微笑ましい!
ところかまわずoioiやりだし、押し合いへし合い傾向が多くなった今(先日のRADIOHEAD然り)、本気で音を楽しむ方々がまだ存在したのだ。
面白かった。
この日は2バンド出ていて、私は最初にやったDARK TRANQULLITYという方が好みだったけど、どっちもメロディアスでちゃんと聴けました。
さすがにおなかいっぱいになったので、途中で出てきてしまったけど、「予想どおり」思った以上に楽しめました。
ところで、このバンドの人たちって見た目は案の定厳つい系なのに、すっごくいい人そうなのだ。デスメタル系だけど、ここで北欧人の人柄が出てるんだねぇ。(北欧ファン)
だって新曲初披露した後すぐに「どうだった?よかった??」って物凄い声で聞いているんだよ。(笑)
ほのぼのした雰囲気に、また一つ「苦手」克服。
まーもちろんアルバム買って聞いたりはしませんが。

帰り際に一緒に行ってくれた友が「こういうのも一度経験してみた方がいいよねー(タダなら)。誘ってくれてありがとう!」と言ってくれてとても嬉しかった。

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