「戦場のピアニスト」という映画がオスカー受賞などで盛り上がっていた頃に、「もう1人の戦場のピアニスト」としてにわかに話題になっていたmaksim。
待望の来日公演に行ってきた。
彼の演奏を聴いたことのある方はご存知だと思うが、いわゆるピアノリサイタルというのではなく、ドラムンベース、パーカッション、弦楽器ありのバンドスタイル。
いやーこれがまたハマるのです。クラシックはもちろんオリジナル曲に至るまで魅了されっぱなし。CDでも相当聴きこんだけど、やはり生演奏はいい!臨場感があって想像以上に期待以上に最高に良かった。
会場でCDかDVDを買うとサイン会に参加できる、という驚きのシステムになっていて、ピアニストなのに大丈夫か?と思いながらも私もDVDを購入。
それ目当てで買っていた人も多いだろう。複数公演に行った人はその全てで何かしら購入していたという噂もチラホラ。
そこまでして売りたいのかねー、とも思うところだけど、私は全然いいと思う。本人がいいのなら。なぜなら彼はクロアチア出身のピアニスト、祖国が内戦の真っ最中、毎日何千もの手榴弾が飛び交う中地下に潜ってピアノのレッスンを続けていたとか。故に「戦場のピアニスト」と呼ばれているらしい。何が言いたいかというと、ハングリーでバリバリお金稼いで満たされて幸せになっていいじゃないかって思うのだ。
中には彼の手のことを考えて、あえて私は買わない!と言ってる人もいたけれど、それもいいと思うし、買ってもサイン会には参加しないというのでもいいじゃんとも思うし。もちろん大好きな彼のサインもらいたいーと言うのもいい。それで双方幸せな思いができるんだったら。
なんて言ってて、ただ単にファンサービスのためとかだったらごめんなさい、ありがとう、ですけど・・・ね。

この日、同じ感動を分かつべきはずの同行者、母がいなかった。
この日、我々家族が大変お世話になった遠い親戚の方が急に亡くなってしまったから。血筋的には遠いが、ずっと近所に住んでいてとても身近だったおばさん。明るい太陽のような人で、強烈、ヒンシュクキャラでもあったが、いつも大真面目で真っ直ぐで、裏表のない人であった。
が、突然いなくなってしまったのだ。
突然の訃報に母はこのコンサートに行けなくなったが、母も本当に楽しみにしていたこともあって、せめて私だけは行くことになった。ちょっと気がひけたが、故人は観劇観賞大好きだったしいいだろうと理由をつけて。
でもせめてノリノリのライブとかじゃなくってよかった・・・。と内心思った。

そして今DVDを繰り返し見続ける日々。

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