えらい人。優しい人。
2003年5月23日今、会社は人手不足。
理由あってマイナス1の人員で仕事をせざるを得ない
状況に陥っている。
しかも現在とても忙しい。
毎週1回午前中学校に通っている社員がいる。
最近入った人だが、うちに入る前から通っている学校で
9月までは通わせてほしいとのことのようだ。
上司からこのような人が入ってくると聞いたとき、
何それ?と思った。
そのような人が入ってきても長続きしないのでは?と思った。
でも実際はその事実を除けばとてもいい人で、
仕事もそれこそ雑務もしっかりやってくれている。
まあよかったな。と思った。
今後学校を卒業したらどうなるかは不安だが。と。
そして今、理由あって人が1人足りなくなった。
今週はとても忙しかった。
あら?そう言えば、今週彼女って学校行ってなかったのでは?
と今日気付いた。そこで聞いてみた。
「今週学校って行ってなかったよね・・?」
すると
「ハイィ。休んだんデスゥ。今週は発表会が2つもあったし、
人も少なくなっちゃったからァ・・・。」と。
えらいなー。って思った。
学校を休んでくれたことだけではなく、それを別に言わな
かったことがだ。
たぶん私だったら
「あ、明日私学校なんですけど、休みましょうか。」
か、「あ、明日私学校休みますね。」とか言ってそう。
恩着せがましくない?
でも無意識に学校を休むという旨を皆に伝えてそう。
さりげなく、こっそり(って言葉は合わないが)そういう
ことができるってえらいな。
気付けなくてごめんね。そしてありがとう。
昨日クライアントの発表会があった。
日本初上陸のアーティストブランドということで
かなりテンションの高いものになることが予想され、
準備も余念がなかったが、無事終了した。
私の担当のクライアントではないので、当日は私のみ
会社にお留守番。電話対応やその他の仕事をのそりのそり
やっていた。
夕刻過ぎ、疲れきった担当者らが帰社。
「お疲れぇ!」と出迎えたまではよかったが、
彼女の手には私へのおみやげ、TO-FU CAFE FUJINOの
ドーナツが。(会場が六本木ヒルズだったのでね)
「お留守番お疲れさまぁ」と言って、くれた。
なんか涙でそうになった。 優しいなって思って。
泣きそうになったから慌ててお茶を入れにいった。
そしてみんなで(って言っても3人だが)ドーナツを食べた。
とてもおいしかった。ドーナツは昔お母さんがつくって
くれたみたいなやつと同じ味だった。優しい味だ。
同僚は優しい人だった。
これらの、些細だが今この職場の状況を考えると非常に
大切な、意味のある出来事をただ1人知らないやつがいる。
唯一の上司であり経営者である女だ・・・。
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